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カテゴリ:登山・トレッキング( 31 )


2013年 03月 11日

初体験・スノーシューハイキング

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群馬県の玉原高原へスノーシュートレッキングにでかけた。
スタート時こそまぁまぁの天気だったけど、歩き始めて間もなく、上州名物の「からっ風」に吹き曝されて寒いのなんのって。
雪が舞い上がって地吹雪の様相を呈し、前日の夏日がまるで嘘のよう。

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コースはスキーパークの近くだけど、ゲレンデの喧噪から一歩はずれれば、そこは静寂の世界。
静かなブナの森が奥深くまで続く中を、古くて新しい道具を用いてのトレッキング。
スノーシュー(要はかんじき)そのものはスキーのように滑れるワケでも早く歩けるわけでもなく、ただ単に「歩ける」というだけのアイテム。
決してエキサイティングではないけれど、これがなければ歩けない無垢な雪原をハイクできるというのは新鮮な感覚。

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もちろんツアーはガイド兼インストラクターがつくので、ビギナーでも安心。
難しいものではないけれど、ちょっとしたコツでぐっと歩きやすくなるのは事実。
だからこういう親切な対応がとても嬉しい。

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本当にだれもいないブナの森。
聞こえるのは雪原を踏みしめるスノーシューと風雪のみ。
予想以上に地味なスポーツだけど、思い切りリラックスできる冬の遊びであった。
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by kama-ni | 2013-03-11 07:17 | 登山・トレッキング
2012年 10月 07日

青森の名峰2座 Prt.2

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青森県の名峰(いずれも日本百名山)2座を訪れるコース。
以前にも同じコースに一度添乗しているが、今回はなんといっても紅葉シーズン。
まずは岩木山。
1泊2日の両日とも上空には気圧の谷がとどまって、天候はいまひとつ。
初日に訪れた岩木山も、山頂は雲の中。
かなり速い速度で流れているので「あるいは・・・」と期待したが

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山頂付近では、バッチリ雲の中。
流れる雲の隙間から時折青空が顔を出すけど、本来見下ろせるはずの絶景は堪能できなかった。

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2日目は八甲田山。
個人的には今回のこのツアー、一番のお目当ては毛無平の紅葉。
タイミング的にも悪くないようだし、さて、今年はいかに。

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これは紅葉で有名な毛無平の中でも一番人気のある写真ポイント。
『下』と『上』をつなぐ階段からの眺めで、下毛無が一望できる。
ガイドさん曰く、今年は台風が少なかったので「ヤマウルシ」の葉が落葉せずに赤くなっている、とのこと。

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そんな毛無平を歩くうちに、いよいよ雲が出てきて

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山頂付近では、やっぱり雲の中(残念!)

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これは北八甲田の主峰・大岳の山頂。
看板がマジックで書き直されているのが、わかるだろうか。
これは東日本大震災で、標高が20cm高くなったため。
ちなみに岩木山は7cm低くなったとか。

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遠景は望めないけれど、足下にも絶景はある。

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今回もお世話になった酸ヶ湯温泉旅館
本当にいい佇まい。
いまだに長逗留する湯治客が多い。
そして有名な千人風呂、今回もしっかり堪能。
あぁ・・・。
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by kama-ni | 2012-10-07 13:00 | 登山・トレッキング
2012年 09月 16日

北アルプスの人気スポット「常念岳」

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今回登ったのは、北アルプスでも人気の山、常念岳(2.857m)。
3連休の初日〜中日ということもあり、なかなかたいへんな人出。
写真は明けて2日目の早朝、常念登頂を目指す登山者のヘッドランプの行列。
こうしてみると、まるで富士山みたい。
それにしても、よい天気!

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お世話になった常念小屋から山頂までは約1.5時間。
5時ちょっと前に出発したので、ご来光は登りながら(どのみち山頂部は狭くて長居できないから)。
遮るものが何もないから、天気さえよければ確実に拝める。
何度見ても、感動の瞬間。

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同じ立ち位置から視線を反対方向に向ければ、槍〜穂高に朝日が当たって赤く染まっている。
南岳の下あたりにかかっているのは、今いる常念の影。

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山に登って天気がよくて景色を堪能できるのは素晴らしい経験だが、登ったことがある峰々を眺めるのもまた、愉しい時間。
言うまでもなく、これは槍ヶ岳。
一番手前は槍アタック前夜に泊まった「ヒュッテ西岳」。
その奥、槍に続く尾根が「東鎌尾根」で、途中に見えるのが、いま一番泊まりたい「ヒュッテ大槍」。
そして槍ヶ岳の左直下が「槍ヶ岳山荘」。
我ながら、スゴいところ歩いたものだ。

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そのまま目線を左方向に向ける。
憧れの「大キレット」を挟んでそびえるのが、北穂高。
もちろんここにも登った。
山頂部に見えるのが、こちらもお世話になった「北穂高小屋」。
こんな早朝、この小屋のテラスでコーヒー飲んだら最高だろうね!

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空を見ることは、山に登る「理由」の一つだ(と、思っている)。
山の美しさは、里からでも垣間みることは出来る。
でもこの景観は、登らないと決して見ることが出来ない。
あるいは飛行機の窓からも雲海を見ることはできるかもしれないが、この一体感は山ならでは。
そういえば今回初めて「高山の山頂で全裸になりたい衝動にかられません?」という意見に同意してくれた人に出会った。
お世話になった、超ベテランガイドさん

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常念岳山頂からの眺め。
中央が涸沢を中心とした穂高の峰々。
聖地と呼ぶに相応しい、クライマーのメッカ。
それにしても、そばらしいコンディション。
山頂からは富士山、白馬、立山や剱岳、遠くは加賀の白山まで(ようするにぜ〜んぶ!)見えちゃった。
もちろん、全員大感激!

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下り始めて雲海に目をやると、まるで巨大な波が押し寄せて割れる寸前のように。
ものスゴいスケール!
SF映画のCGが、まるで子供だましのように感じるほどの迫力。

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さ、帰りましょう。
でもこの下りがまた長い・・・。
山登りの一番の目的は登頂することじゃない、五体満足で「下山すること」なのだ。
昨日も同じコースで滑落事後があったよ。
気をつけて。

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下山道を下り始めたのは午前9時。
もう雲があがってきた。

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「一の沢ルート」は常念岳へのメインアプローチ。
登るのも下るのも楽じゃないルート。

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でもこのルートのよいところ。
水が豊富。
ルートのあちこちに写真のような清水が湧いているし、ルート沿いの沢の水はどこでも飲むことが出来る。
でも比べてみれば分かると思うけど、沢の水より、地面が湧き出てきたばかりの清水の方が冷たく、甘く、柔らかいよ。
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by kama-ni | 2012-09-16 23:31 | 登山・トレッキング
2012年 08月 26日

北穂高岳(3.106m)

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恒例の涸沢フェスティバルの直前、穂高連峰の北穂高に登ってきた。
上高地からエントリーした初日は、もはや山小屋と言いがたいほど快適な「横尾山荘」に宿泊。
なんとお風呂がついた、快眠が約束されている希有な山小屋。
明けて2日目、まずは涸沢を目指して横尾を出発。
ほどなく視界に飛び込んでくるのは、今回の目的地、北穂高(3.106m)。

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そして2泊目はみんな楽しみ、北穂高小屋
山小屋としては、日本一標高が高い?
なにしろ北穂の山頂部にあるんだから。
それにしても、あそこまで登るんだ・・・。
絶景のテラスからの生ビールを目指して、頑張ろう!

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聖地・涸沢。

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北穂高はその涸沢から、さらに3時間の急登。
かなりの急斜面。
ほとんど岩登り。
楽しすぎっ!
岩肌にはトリカブトの群生。
さ、もうひと頑張り。
午後には雲があがってくるからね。

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案の定山頂に到達したときには、雲の中。
しかし雲が切れる瞬間、有名な小屋のテラスからの眺めは筆舌に尽くし難い。
このカットはまさにそのテラスからの目線。
雲間に顔をのぞかせているのは、常念岳
みんな「ヤリガミタイ・ヤリガミタイ」と念仏のように唱えているけど、高所から見る空の景色は、こんなにも美しい。

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小屋は小屋で、またそうとう年季が入っている。
フロント脇の階段も、踏み板がすり減ってたまらない風情を醸し出している。
スタッフも気持ちよく、一度は泊まってみてほしい山小屋なのだ。

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早めの夕食が済み外へ出てみると、徐々に雲が切れ始めて・・・

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お待たせしました、見えましたよ〜。
先端から先に顔を出すなんて、なかなか心憎い演出じゃないですか。
手前は南岳。

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西方向に目をやれば、見事なサンセット。
見える山は先週登った笠ヶ岳
それにしても、どんどん雲が切れてきて・・・。

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ついに全貌が。
大キレットを渡る滝雲がオシャレ。
大丈夫、明日は絶対晴れる。
根拠はないけれど、この頃にはそんな気分があった。

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なにしろ小屋から山頂までは1分かからない!
360°のパノラマが目の前に広がっているのに、部屋に入る気になんてなれっこない。
だから(気分を確信にかえるためにも)カメラ片手に眠くなるまで山頂で。
左下のにはテン場の明かりも。
こんな高地の崖っぷちで、夜の音を聞きながらのテント泊も、悪くなさそう・・・。

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もちろん朝だって寝てなんていられない。
この日も3時半には起きて、カメラとiPodを持ってひとり山頂に。
真っ暗なうちは、こぼれんばかりの天の川や星座の数々を朝食時間(4時40分)まで堪能し、急いで食べてからも出発まで夜明けを眺める。
あぁ・・・なんてこと・・・!
手前は常念岳、雲海に浮かぶ中央の峰は浅間山。

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前穂高方向に目をやれば、富士山も。
涸沢ヒュッテやテン場の光を入れて、パシャ!

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この日(最終日)の出発予定は5時。
でもどうしてもこの日の出(5時15分頃)をゲストに見せたくて、ガイドさんに無理を言って遅らせた。
結果上高地までの9時間かなりのペースで歩くはめになったけど、どうかこのサンライズに免じて許して。
だってねぇ、いろいろあるけど世界って、こんなに美しいんだよ!

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南峰に登っているのは、テン場に泊まった人かな?
きっと暗いうちに上がったんだね。
最高だね!


帰路、上高地のバスターミナルで出会ったスコットランド人のグループ。
エベレストをはじめとした世界中の山々のパッチをつけた年季の入ったザック背負っていたので、日本の山の感想を聞いてみた。
「 Incredibly beautiful! 」と言っていたよ。
山の旅、本当に愉しい!
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by kama-ni | 2012-08-26 10:29 | 登山・トレッキング
2012年 08月 19日

北アルプス縦走・双六岳〜笠ヶ岳

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北アルプスは双六岳から笠ヶ岳を、3泊4日で楽しんできた。
初日は新穂高温泉からエントリーして1時間ほどのところ、わさび平小屋に一泊。
翌日早朝から本格的に登り始め、9時半頃には鏡平に到着。
定番と言えばそれまでだけど、やっぱりこの池に映る槍ヶ岳や穂高の峰々は圧巻。
あまりの暑さに小屋ではかき氷など(絶句するほど美味しかった!)。

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2日目の目的地は双六岳。
まずは双六小屋にチェックインし、片道1時間半ほどの双六山頂まで空身でゴー。
山頂付近は霧に包まれて、幻想的な世界。
歩きやすい山だけど、視界が悪いと迷いやすいので要注意。
僕たちのガイドさんも、ケルンを積みながら歩いていた。

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3日目は楽しみにしていた縦走の日。
双六から笠ヶ岳まで半日かけて歩く。
予報では朝から雨だけど、日頃の行いがよろしいせいか・・・。
空はなんだかすこし、秋っぽい?

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残念なことにこの日(18日)槍ヶ岳で落雷による死亡事故があった。
写真はその少し前の時間帯だけど、まさに槍ヶ岳にかかった積乱雲。
こんな巨大な雲が、あっという間に形成されてしまう。
実際事故があったそのとき、僕たちがいたこちらの尾根でも激しい雷と雨があり、あわてて小屋に逃げ込んだ。
こうして眺めていると、本当に美しいのに。

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雷が過ぎるのを待って皆で笠ヶ岳に登頂した後、山小屋のすぐ裏にある「小笠」に登ってみる。
夕暮れ時に、たった一人で。
写真は今日歩いてきた稜線。
奥の方に滝雲がかかった二つの峰があり、その間の谷の部分が双六小屋
よく歩いてきたね。

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夕焼けは、分ごとにその表情を劇的に変えていく。
その様子を標高2.800mのお山のてっぺんで、たった一人で、音楽を聴きながら・・・。
こんな雲が出ている日にはサンセットそのものよりも、雲を眺めているのが、僕は好きだ。

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振り向けば穂高の峰々に笠ヶ岳の影が。
もちろんその山頂部には、僕の影も含まれている。
おまけに雲間に虹までみえて。
小屋はお世話になった笠ヶ岳山荘
それにしてもこんな景色を、独り占めしちゃっていいわけ!?

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最終日の早朝、密かに3時に目覚まし時計をかけ、昨夜登った小笠にまたもや一人っきりで登ってみる。
ヘッドランプをたよりに岩山を登ること数分。
頂上部でランプを消した瞬間、あまりの美しさに気絶しそうになった。
文字通り360°の、満天の星空。
一番高いところには、雄大な天の川がはっきりと見え、足下には見渡す限りの雲海が広がっている。
まるで、広大な宇宙に、たった一人で浮いているような錯覚に陥る。
耳を澄ませば、星のおとが聞こえてきそう。
山小屋はベッドが足りないほどの満員なのに、この究極体験を味わったのは、僕一人。
妻には、見せたかったな。

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夜が明けても晴天と雲海は残り、歩きはじめから絶好の下山日より。
このコースは本当に景色が雄大。
眺めの美しさや変化に富んだコースは(個人的に)表銀座より楽しいのでは?

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朝日に向かって峰を進む、ご一行様。
この峰を越えたら、噂の「笠新道」。
国内でも有数の急登コースを、約7時間かけて下る。
標高差約1.500m。
膝、大丈夫かな?

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セルフ・ポートレイト!
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by kama-ni | 2012-08-19 23:46 | 登山・トレッキング
2012年 08月 13日

南アルプス鳳凰三山縦走

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北アルプス続きだった今シーズン初の南アルプスは、鳳凰三山縦走。
縦走と言ってもそれぞれ1時間ほどしか離れていない3つの頂を、2泊3日で巡る超ゆったりコース。
それでも高低差で言えばそのほとんどが樹林帯というルート。
遠景も望めず、風通しも悪い樹林帯の登りは、決して愉快なことばかりじゃない。
しかしこのところ歩いてきた北信と少し違う森の雰囲気を、心ゆくまで堪能した。

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やっぱり高山のトレッキングで一番楽しいのは、誰がなんと言おうと尾根の縦走。
雰囲気は前回の燕山頂付近とそっくりだけど、富士山はグッと近くに見える。
画面ほぼ中央のトンガリ屋根は地蔵岳のオベリスクで、一番奥の峰(山頂が雲に隠れている)が、人気の甲斐駒ケ岳。

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なんという造形美。
ただ突っ立てるだけじゃない、高山における「木家業」がまったく楽じゃないことを、雄弁に物語っている。
ちなみに奥の山は国内第二峰の北岳
昨年の登坂ルートがすべて見渡せるので、個人的に眺めて楽しいところ。

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さきほど手前の観音岳山頂からご覧いただいた地蔵岳のオベリスク。
みかけはただのトンガリ屋根だけど、近づいてみるとなかなかの迫力。
足下の砂礫部までは誰でも行けるが、岩登りは要注意。
でも楽しいよ・・・きっとね。

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南アルプスの山小屋は北のそれとくらべて、ずっとシックでぜんぜんツーリスティックじゃない(よく言えばね)。
今回お世話になった鳳凰小屋もそんな南アルプスらしい山小屋の一つ。
携帯は圏外、(食事時間以外は)電気もない、もちろんテレビなんてない、なんにもない。
この小屋の最大のサービス、スペシャルは、水が豊富で美味しいこと(山小屋としては、ポイント高いよね)。
写真はその鳳凰小屋の水場。
いい味出しています。
大好き、こういうの。
そしてこの水場のような、味のある親父(失礼、ご主人)との出会いも、ここに泊まる楽しみの一つと言いたい。

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今回天気予報(それも有料の情報サービス)では、行程を通して悪天候が予想されていた。
しかし終わってみれば雨具には一度も袖を通さずにすんだし、景色だって全部楽しめた。
スゴい!
「大荒れ」と言われた最終日の下り道だって、この青空。
そういえば鳳凰小屋の親父、天気予報をよそに空を見上げながら言ってたっけ。
大丈夫、今日は晴れるよ・・・って。
格好よすぎでしょ!



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by kama-ni | 2012-08-13 09:44 | 登山・トレッキング
2012年 07月 30日

楽しすぎ注意! 槍ヶ岳縦走 Vol.2

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いよいよ3日目、槍ヶ岳登頂の朝、ヒュッテ西岳からみた槍ヶ岳。
前日までクッキリ見えていた槍ヶ岳に、なにやら怪しい雲がかかりはじめ・・・。

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3日目は「東鎌尾根」を通って槍ヶ岳へ。
かなり激しいアップ&ダウンと、迫力のある景観を楽しみながら歩くルート。
写真はその尾根からみた槍沢。
最終日には、この沢添いに上高地へ下る予定。
それにしても、この地形。
創造主の御技か。
いえ、水の力です。
恐るべし。

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きつい尾根歩きも、標高が増すにつれて、どんどん愉しくなってきて。

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今回の3泊4日のメインイベント、槍ヶ岳にかかった雲がとれてきた!
目的の槍山頂も、どんどん近づいてくる。
いやでもモチベーションがあがってくる。
みんな黙々と登り続ける。
楽しいっ!!

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今夜の山小屋(槍ヶ岳山荘)に荷物を置いて、いよいよアタック。
槍ヶ岳の山頂部は、岩登りの直登。
あまりの怖さに、泣き出す山ガールも。
楽しすぎるので、要注意!

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ちょっと分かりにくいけど、写真中央が有名な「こやり(小槍)」。
どう考えても、無理でしょう!
このてっぺんで踊るのは!!

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ついに登頂!
しかも絶妙のタイミングで雲が切れて!

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前回のログで「ピークハントにこだわるのは趣味じゃない」みたいなことを書いたけど、この槍ヶ岳だけは、本当に嬉しかった!
辛くて、怖くて、楽しくてしかたがない槍ヶ岳。

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手前味噌の話で恐縮だけど、登頂時刻をチェックしたら、なんと妻の誕生日(12月29日生まれ)!
鳥肌立っちゃった。

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おめでとう!
本当に本当に、よかったね!!

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槍ヶ岳の肩、槍ヶ岳山荘から見下ろす槍沢。
ここもまた、ヤマノボラーにとっては特別な場所なんだね。
北アルプス、愉しいっ!

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槍ヶ岳山頂部。
富士山ほどじゃないけれど、やはりここも人はいっぱい。
仕方ないよね、これほど登頂が嬉しい山はないんだから。

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最終日、上高地へ向けて下り始める。
一気に20km以上、下り(歩き)続ける。
ある意味槍ヶ岳登頂よりも、キツい行程。
でも本当に天候には恵まれた。
結局この4日間雨はおろか、曇りさえしなかった。
天候だけじゃない。
ガイドの先生にも、メンバーにも恵まれて、僕自身これほど楽しめたツアーも珍しい。
筋肉痛は、あるけどね。
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by kama-ni | 2012-07-30 20:25 | 登山・トレッキング
2012年 07月 30日

楽しすぎ注意! 槍ヶ岳縦走 Vol.1

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天候に恵まれるということが、こんなにも山行を愉しく、快適にするものか。
そう感じ続けた、4日間。
前回雲の中だった燕岳を起点に大天井岳、槍ヶ岳と縦走するコースに添乗してきた。
写真は前回も初日の宿をとった燕岳、燕山荘から眺めた燕岳山頂部。
やっぱり、きれいだわ。

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やはり燕山荘から観た、槍ヶ岳方面。
山小屋の食事時間は、基本的に到着順(予約の有無など無関係なのだ)が原則。
夕方5時過ぎに到着した我々など、食事にありつけるのは8時近く。
それでもそのおかげで、北アルプスの裏銀座と呼ばれる山々に沈みゆく夕日を、思う存分堪能できちゃう。

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月も。

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明日は稜線を歩きながら、大パノラマを楽しむ予定。
これなら、大丈夫そう!?

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山の朝は、みな早く活動を開始する。
ご来光がみたいから。
寒いよ。

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燕山頂からみた、燕山荘。
小屋に荷物を置いて、ここまで空身で登ること30分ほど。
ラクチン快適!

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燕登頂後は小屋に戻って朝食をとり、表銀座を歩く。
写真は昼食場所の大天井岳(大天荘)からみた燕方面。
こうして歩いたルートを顧みることができるのも、縦走の愉しいところ。
疲れも、少し和らぐね。

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大天井山頂でのスナップ。
さぁ、午後も頑張りましょう!

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大天井岳山頂からの眺め。
明日の目的地、槍ヶ岳もクッキリ。

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2泊目の小屋、ヒュッテ西岳からみた穂高方面の夜景。
なんだか微妙な雲が・・・。
予報では、明日の午後から天候が崩れるとか。
一方行程では、昼前後に槍ヶ岳に登頂する予定。
おやすみなさい・・・。
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by kama-ni | 2012-07-30 20:15 | 登山・トレッキング
2012年 07月 23日

超オススメ! 立山縦走

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のっけから暗い写真で申し訳ないが、今回の登山ツアーは3日間通して天候には恵まれなかった。
視界がない雨の中の登山ほど「苦行」と感じるものはないが、それでも愉しいのが、このコース。
時折雲間から垣間見せてくれた、立山の山岳風景をご覧いただきたい。

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初日の宿「雷鳥荘」。
有毒ガスの濃度が上がって現在立ち入り禁止となった地獄谷のすぐとなり。
食事も豪勢で、お風呂はもちろん地獄谷からのにごり湯(そもそも山でお風呂に入れる事自体、とてつもない贅沢なのだ)。
山小屋の領域を遥かに凌駕した、超快適な宿泊施設。
文字通り、極楽の湯船から地獄谷を見下ろしつつ・・・あぁ・・・!
写真は食後、夕暮れの宿外観。
夕焼けだろうか、霧の世界が赤く染まった。
イフェクト無し!

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室堂。
我が国最古の山小屋。
国の重要文化財。
同ターミナルから歩いて10分くらいで、内部は資料館になっている。

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中日はいよいよ立山縦走。
室堂からスタートして、まずは浄土山へ。
雪渓を渡ったら、岩の急登が続く。

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今回は浄土山山頂周辺で多く見かけた、雷鳥。
赤い眉毛がおしゃれだが、これは雄。

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浄土山から立山の主峰、雄山を目指して一の越にむかって下ると、雲が切れ始めて・・・。

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立山縦走は、意外と歩きやすいコース。
ビギナーでも雄山の登頂は可能だし、縦走だって1日で歩き通せる。
3.000m峰を2座含む絶景のコースをこれほど手軽に楽しめるコースは、まずないだろう。
なにしろアルペンルートを利用して室堂(2.450m)まで行けば、標高差は500mくらい。
もちろん、装備はしっかりと。

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これは雄山の山頂から見下ろす雪渓。
実はこれ雪渓ではなく、国内で唯一の「氷河」なのだ。
立山にはこの他に2カ所ある。
今年になって「発見」された(1年に30cmづつ流れていることが、GPSを使った調査で確認され、氷河学会より認定された)。
今回のツアーで、個人的にはこれを一番楽しみにしていた。
感無量。

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立山黒部アルペンルートは言うまでもなく、上高地と並んで我が国の山岳観光のメッカ。
誰でも簡単に驚愕の山の景色を堪能することができる。
しかし普段着で観ることができるのは、本物の別天地のほんの「入り口」にすぎなかったことを、グラスの縁に立って実感。
写真中央の少し左に見えるのが「みくりが池」で、そのさらに左が室堂のターミナル。
しばし、ことばを失う。
この天気で、この感動。
晴れてたら、失神するかも・・・。

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超えたっ!

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雄山、大汝山を越えて、目指すは別山の先の山小屋、劔御前小屋。
急な下りの先に見えるのは国内最大級の雪渓「蔵之助カール」。
雪氷学を志すものは、一度は訪れる。
もっとも雪が少ない真夏でさえ最深部は30mもあり、現存するもっとも古い雪は、なんと卑弥呼の時代に降ったもの!
もちろん、国内最古。

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最終日、もうじきゴールの室堂ターミナル。
振り返るのは、初日にお世話になった「雷鳥荘」。
背後の稜線、真ん中あたりの肩の部分(雲に隠れてるけど)にあるのが、昨夜の宿「劔御前小屋」。
あの大きな雪渓にそって、まっすぐ下ってきたんだ。

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みくりが池の、美しい青。

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今回の縦走ツアーは、写真中右から左へ向かって、稜線を歩いた。
前述したように、縦走そのものは1日で踏破することができる。
本格登山エントリーコースとしては、理想的。
経験のあるパパがいれば、家族でも楽しめるだろう。
室堂周辺に点在する、国内でももっとも標高の高い温泉も、グッド!
本当に、愉しいコースだ。

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by kama-ni | 2012-07-23 09:57 | 登山・トレッキング
2012年 07月 17日

北アルプス縦走・燕岳〜常念岳

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燕岳〜大天井〜常念岳の縦走コース、2泊3日。
北アルプスの銀座通り、北アルプス縦走入門コースと言われる同コース、穂高駅からタクシーで登山口である中房温泉に入りスタート。
歩き始めてすぐの樹林帯の中ではレンブラントのような光線を受けて、祈るような格好に。
無事に登れますように・・・。

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中房温泉から初日の泊まりである燕山荘(えんざんそう)までは、ほとんど樹林帯。
視界が開けない樹林帯の登りは、結構キツい。
途中の合戦小屋での休憩では、殆どの参加者が名物のスイカにかぶりつくが(本当に美味しそう!)添乗員の薄給では一切れ¥800のスイカなど、とてもとても・・・。

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燕山荘到着直前、明日の朝アタックする燕岳を望む。
花崗岩質の、本当にユニークで美しい山。

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やはり神は、いるのか。

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しかし残念ながらメインの縦走当日(中日)は、悪天候のスタート。
まずは燕山頂に立ってから、目的地の常念を目指す。
途中、今回のツアーでは最高峰の大天井岳(2.922m)に立ってからさらに稜線を進む。
場所によっては、雪渓歩きも。
愉しいよ。

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午後になって雲が切れ始めた。
待ちに待った、稜線の風景。
槍ヶ岳をはじめとする遠景は望めないものの、この絶景にしばし歩みを止める一行。
でもあまり長時間は立ち止まれない。
体温が下がっちゃうからね。

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実を言うと、僕自身はあまりストイックな人間じゃない。
だからこの2〜3年でずいぶん沢山の山に登りながらも、頂上に立つということへの執着が殆どない。
まして「征服」などという表現には、違和感すら覚える。
一方この稜線歩き。
これは愉しい!
先が見える。
それも息をのむほど美しい風景のなかで。

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ハイマツ。
ものすごい綺麗さ。

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最終日の朝。
常念岳アタックの歩き始め、今回のツアーで(ほとんど)はじめて目にする、太陽。
標高約2.700m付近。

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そして振り返ると、昨夜お世話になった常念小屋にも朝日が当たって・・・。
本当に優しくて気さくなご主人が、とても印象的な山小屋だった。

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下山道は沢づたい。
手をきるほど冷たく、清らかで、豊かで、甘い。
もちろんどこでも手ですくって飲むことができる。

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往復は、特急あずさ。
いくら団体がいるとはいえ、1両まるまる登山者。
さすが連休。
さすが中央線。



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オマケ。
これも中央線の登山者。
「山と渓谷」1973年12月号。
(「山と渓谷」表紙のことば・自然とつきあう五十章 芦沢一洋著より)
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by kama-ni | 2012-07-17 19:16 | 登山・トレッキング