2011年 05月 16日
2011年度、初の立山黒部アルペンルート。 でも今回のアルペンは、いつもとちょっと違う。 「室堂」に泊まっちゃったのである。 室堂はアルペンルートの最高地点で、標高は2.450m。 写真の「ホテル立山」は、恐らく日本最高地点のリゾートホテルだろう。 ご覧の通りキューブリックの「シャイニング」を彷彿とさせる壮絶なロケーションと充実した設備、洗練されたサービス、くわえて料理がおいしいというオマケ付き。 通常水が貴重なこの標高で、ゆったりお風呂に浸かれること自体がもうサイコー。 温泉ではないけれど、日本の名水100にも選ばれている立山の湧き水を湧かした、贅沢なお湯である。 こんなにピュアなお湯に浸かれるのは、ホテル立山の宿泊客とマイケル・ジャクソンくらいなものであろう。 雪原を歩き疲れた身体には、温泉以上にしみる銘湯なのだ。 さてアルペンルート。 まぁ見所は沢山あるのだけれど、とにかく今回は室堂泊。 ここに泊まらなければ決して観ることができない風景を、いくつかご紹介(というか、今回それ以外は割愛!)。 まずは名物「大谷ウォーク」。 午後5時からの、ホテル宿泊客のみの解放。 ご覧の通りガラガラ貸し切り! バスももう走っていないから、雪の壁(まだ15m以上ある!)や周辺の雪原風景を堪能出来る。 ね、こんな大谷、未経験でしょう? 時間とともに日が西に傾きつつあるが、ホテルまでは歩いて数分。 慌てない、急がない、追われない。 日没直後雲も減って、噂の夜空鑑賞への期待が高まる。 21時ころ。 富山方面をのぞむ。 ほぼ同時刻、これはみくりが池、剣岳方向。 立山連峰。 画面ほぼ中央、一番高いのが連峰の主峰「雄山」。 気温は氷点下になろうかという寒さ。 残念ながらうっすら広がる雲と黄砂の影響で、究極の星空を拝むことは出来なかったけど、月明かりが周囲の山々を優しく照らし、充分すぎるほどに宇宙を体感することができた。 ホテルの明かりは、離れた場所にある。 雪原に、たった一人。 完璧な、静寂。 風の音、雪のにおい。 いくら眺めても、飽きることがなかった。 翌朝、現地悪天候とのことで中止となったご来光ツアーのかわりに、早起きして立山連峰からのぼる朝日を待った。 天候は今日も晴れ。 酸素不足と寝不足で寝起きボォーっとしていたのに、冷たく澄んだ山の空気を一口吸い込んだだけで、身体が瞬時に生き返る。 あまりに気持ちがいいので、ちょっとルール違反。 お客様もほとんど起きてきていないしね、この景色のなか、iPod持ち出しちゃって・・・(担当者さん、ゴメンないさい!)。 昨夜は静寂という音楽を心ゆくまで堪能したが、今朝は・・・。 さぁ、室堂泊のツアー。 本当に価値のあるツアーです! 天候に左右される部分が大きいツアーだから、日頃の行いの良い人はいますぐCALL! 何曲か試したけど、この景色と違和感なく溶け合い、身体に染み込んできたのは、ただ一曲だけだった。 注 この時期朝夕の室堂は、氷点下まで下がることもあるので、このような行動には防寒装備が必須。 アウターはダウンジャケット。 登山用のパンツの下にはヒートテック。 夏の富士登山の山頂とほぼ同じ装備がヒツヨウです。 また、夜の写真3枚は、いずれもシャッター露光時間60秒。 マニュアル操作なんて出来ないカンタンコンデジでも「星空モード」みたいな機能があれば、こんなことが出来ちゃう。 僕のは15秒、30秒、60秒のスローシャッターが切れる。 恐るべし、コンデジ。
by kama-ni
| 2011-05-16 23:48
| 中部北陸
|
アバウト
カテゴリ
以前の記事
2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 その他のジャンル
フォロー中のブログ
Other
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||